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天皇陛下が受けられるという前立腺の組織検査(生検)を受けてきました。この記事は、生検の「痛み」と「血尿」についての体験談です。

目次

はじめに

この記事を書いた理由

成人の男性にとって、前立腺の癌は、明日はわが身というほど、身近な病気です。

前立腺がんにかかる人数は、1年間で男性10万人中149人程度です。
これを年齢別にみると、40歳代で約2人、50歳代で約47人、60歳代で約275人(363人に1人)、70歳代で約583人(171人に1人)、80歳以上で約619人(161人に1人)となります。
前立腺がん罹患数は今後も増加が予想され、ほかのがん種と比べても多くなっています。
(出典:2018年 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」)

武田薬品工業株式会社の前立腺がん の記事より

毎月の定期受診で、突然、前立腺の疑いあり、という血液診断の結果を聞いて、ついにきたか、とショックを受けました。

ただ、今の段階は、「疑いあり」ということで、「早期発見、早期治療」という観点からは、ある意味、運がよかったと思いましたが、はじめての「生検」を受けることになり、どうしても不安なことがありました。

  • それは、どういう検査なのか
  • 検査は痛いのか?
  • 検査後の痛みはどうなんだ?
  • 検査後、日常生活にすぐに戻れるのか?

もちろん、生検の結果が出たあとのことも気になりますが、まずは、目の前の生検について、とても不安がありました。

今回、実際に、生検を受けて約2週間たちましたが、この不安に対する個人的な状況がわかりましたので、その情報を共有しようと思ったのが、この記事を書いた理由です。

この記事を読むにあたっての注意点

文中に、「普通なら目にしたくない写真」を参考に載せてありますので、ご注意下さい!

今回の生検で特に不安だった「痛み」と生検後の「血尿」に絞って書いています。

痛みについて

個人的には、痛みについては、心配しなくてよかった、というレベルでした。

最初は、股間に20箇所位針を刺す、ということを聞いて、「痛いよなぁ・・・・」と怖じ気づきましたが、検査方法を聞いたところ、全身麻酔での検査、ということを聞いて、「よかった!」と思いました。

ですから、検査中の痛みは、全身麻酔のために「ゼロ」でした。

検査直後も、針を刺した股間に痛痒い(いたがゆい)というような多少の違和感があった程度で、痛み、という感じではなかったです。

ですから、個人差はあるかもしれませんが、検査後の痛みについては、心配しなくて大丈夫でした。

血尿について

血尿のことは頭になかった

血尿については、入院後の生検の説明で、はじめて、そうなんだ、と気づいたことで、全く考えいませんでした。

そして、実は、今回の生検で、ずっと不安が続いたのは、この血尿でした。

これも、血尿が無事終わってしまえば、なんだ、こんなに心配しなくてよかったんだ、という内容でした。

しかし、生検後にはじめて血尿を見てから、血尿が出なくなるまでは、本当に不安な時間を過ごしました。

結論からいうと、私の場合は、検査から10日ほどで血尿は出なくなりました。

もちろん、人それぞれで個人差があるとは思いますが、おそらく、平均的な患者の一例だと思いますので、これから生検を受ける方にとって参考になると思います。

生検の説明の仕方の図は、医学的な観点からの図とはいえ、男性の局所の部分なので、はたして、ブログで載せていいものか、と迷いました。

また、血尿についても、他人の排泄物を見せられる、というのは、普通ならいやですよね。

そこで、図と血尿の写真については、クリックしないと見えないような工夫をしました。

この記事を見ていただく方は、この点、どうかご了解の上、読み進めていただけますようお願いします。

検査の方法と血尿が出る理由

(クリック注意)京都医療センターのホームページに載っている次の図がとても分かりやすい

針の刺し方(刺す場所)が2通りあります。

尿道が針を刺した前立腺の中を通っているので、前立腺の針をさして傷から出た血が膀胱、尿道から血尿として出てくるようです。

血尿の説明方法と注意点

血尿については、言葉で説明するより、先生から説明をしてもらった図を見てもらって、実際の血尿の色の変化(時間にともなう推移)を見てもらうのが一目瞭然で、不安もとりのぞけると思いました。

そこで、退院してから、毎回、排尿を白い紙コップで採取して、写真に撮っておきました。

毎回の採尿のときの尿(血尿)の色

白い紙コップに採尿した写真が載っていますので、クリックする方は注意して下さい。

(クリック注意)検査後の醤油のような濃い色~約1週間後のほぼ透明の薄い色の写真
生検からの経過日数:
生検から2日目
生検からの経過日数:
生検から3日目
生検からの経過日数:
生検から4日目
生検からの経過日数:
生検から5日目
生検からの経過日数:
生検から6日目
生検からの経過日数:
生検から7日目
生検からの経過日数:
生検から8日目

6日目に血の固まりのドロッとしたものでなく、糸くずのようなものが、最初の尿が出始めたときに出るようになりました。

それから、血尿の色は薄くなっていき、この糸くずのようなものも出なくなりました。

こんな感じて、1日の中でも朝は濃くて、水を多めに飲んでいる昼間は薄いです。

8日目あたりからは、朝から晩まで、ほぼ透明の薄い尿になり、これで、血尿は、無事終りました。

この記事を書いている間も、今回の生検の結果が気になってしかたありませんが、自分の体験が少しでもお役にたてれば、と思って忘れないうちに記録に残しておきます。

記事を読むにあたっての注意

病気は、ひとそれぞれで違っています。

この記事は、あくまでも、医学に関しては全くの素人が、個人的に、患者の立場から体験した事実を記録したものだ、ということをご承知おくください。

病気で不安をかかえている方の少しでもお役にたてれば、と思っています。

コップの採尿の色の変化のまとめ

最初は気づかなかったのですが、採尿を繰り返すうちに、色の違いと理由がわかってきました。

1日の時間帯による違い

寝起きの最初の採尿は濃いです

水を飲むようにして、昼間に何度も採尿している色は薄くなる傾向にあります

経過日数による違い

写真は、生検の日の翌々日から撮りはじめました。

記憶では、生検直後、3時間経過した便器の尿の色が一番濃かったです。

色としては、醤油のような、コーヒーのような色でした。

生検翌日の早朝は、生検当日と同じ位濃くて、自宅に戻ってからは、水を多く飲んだせいか、段々若干薄くなっていったように思います。

ただ、それでも、明らかに正常時の尿の色とは違って、濃い血の混じった色(醤油のような色)だったので、不安な気持ちでトイレに通いました。

生検の翌々日の朝、薄くなっていると期待して採尿したところ、生検直後と同じ位の濃さだったので、不安が高まりました。

ただ、昼間は、薄くなっていたので、これは、写真に撮って、観察していった方がいいと思い、毎回、スマホで写真を撮りはじめました。

同じ時間帯を経過日数で比較すると、確かに、日がたつと、色は、薄くなっていきました。

採尿の量による違い

生検直後と数日間は、最初の数滴が血液そのものが出ているのではないかというようなどす黒い色でした。

そのまま少量の採尿結果を撮影したものを見ると、とても濃い色です。

ところが、そのまま採尿を続けると、薄まるので、色も薄くなります

つまり、採尿の最初の段階の少量だけの場合は濃くて、量が多い場合は、薄まって薄い、ということがわかってきました。

そして、昼間や経過日数が多くなってくると、最初から最後まで、同じ濃さ(薄さ)になっていった、という感じです。

つまり、最初の数滴の少ない採尿だけの方が、血尿の状態がよくわかる、というように思いました。

採尿の色で気づいた点のまとめ

色の比較で症状を自己判断するには、同じ条件、つまり、同じ時間帯、同じ採尿の量で比較した方が判断しやすい、と思いました。

特に、寝起きの最初の採尿時の数滴(少量)の色を、毎日注意深く比較するのがいいと思いました。

まとめ

この記事は、前立腺の組織検査(生検)のうち、痛みと血尿の体験談に絞っていますが、あと2週間後には、今回の生検の結果がでます。

その段階で、今回の生検を受けるにいたった経緯や、生検の検査結果後のことも、男性陣は、気になることだと思いますので、改めて、報告したいと思っています。

前立腺がんについては、京都医療センターのホームページがとても分かりやすくて、参考になりました。

術式についても、京都医療センターのホームページの図を参照させていただきました。

[前立腺針生検 (経直腸、経会陰)]

1次 2次検査の結果前立腺がんが疑われる場合は前立腺針生検を行います。
2次検査で前立腺がんを疑う所見がなくてもPSAが4以上の場合は(明らかな前立腺肥大症、前立腺炎がなければ)前立腺がんの可能性があるので原則として生検を行います。
ただし80歳以上のご高齢であったり 持病のため生検が危険と判断した場合は患者さんと相談のうえPSA値の定期的経過観察とすることもあります。
方法は 肛門から針を挿入する経直腸生検と、陰嚢と肛門の間の皮膚から針を挿入する経会陰生検の2種類です。
どちらの方法でも出血 感染症などの合併症が数%おこりうるので、安全のため経直腸生検は1泊2日、経会陰生検は2日3日で行っています。

京都医療センターのホームページは、とてもわかり易いサイトです

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