デサントの「水沢ダウン」は海外物を凌駕…国産 の実力知る

Snagit1_70.png

www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284193

 今年の冬は例年になく寒さが厳しく、日本海側では豪雪が報じられている。この気候下では、どんな冬用コートより、ダウンジャケットの温かさが際立つ。

 極地の防寒着として誕生したダウンジャケットだが、「モンクレール」や「カナダグース」など、プレミアムダウンのブランドをご存じの方もいるだろう。いまやダウンジャケットにもラグジュアリーブランドが存在し、品質やデザインを競い合っているのだが、日本にも純国産のプレミアムダウンブランドがある。それがデサントが岩手県旧水沢市(現・奥州市)の自社工場で生産する「水沢ダウン」(写真)だ。

 2010年、カナダ・バンクーバーで開催された冬季オリンピックの日本選手団公式ウエアとして誕生した「水沢ダウン」。もっとも評価すべき点は、水濡れや湿気によって損なわれるダウンの機能劣化を完全に防いでいる点にある。水分によって体積が減り、保温性能が失われてしまうダウンの弱点を補うため、表地に防水加工を施すのはもちろん、縫製部から水分が染み込まないよう、ダウンを封入する各部屋を熱圧着によって分割し、最低限の縫製部はすべてシームテープで塞ぐなど手間のかかる作り込みがされている。

この熱圧着方式のダウンは現在、他社にもシームレスダウンと呼ばれる同様の仕様があるのだが、もともとは水沢ダウンで採用された技術だ。デサントは水沢ダウンの発売以来、クオリティー面で決して後発に抜かれることのない高いレベルを維持し続けている。

 この水沢ダウンのもうひとつの特徴として、登山や冬山用のアウトドアウエアではなく、街中でも着られるスタイリッシュなデザインが挙げられる。そのため水沢ダウンはデサントのファッションカテゴリーである「デサントオルテライン」ブランドからリリースされているのだ。

 安価なダウンが出回る時代に1着約10万円という水沢ダウンは高額商品だが、これぞダウンジャケットのロールス・ロイス、いやレクサスといえよう。20万円を超える海外のプレミアムダウンに比すればはるかにリーズナブルで高品質かつ信頼性も高い。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする