【記者手帳】韓国水資源公社と気象庁「お前のせ いだ」

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 「気象庁予報よりも多く雨が降り、洪水調節に失敗した」(韓国水資源公社)

 「予想より雨が多く降ったが、短期予報で補正したので降水量予測は間違っていない」(韓国気象庁)

■自国で報道されたニュースを信頼できますか? 韓国は最下位、日本は…

 先に言い出したのは水資源公社の方だった。

 12日午後3時、洪水の状況に関する記者会見をしている時、「気象庁の予報が正確だったら、このような被害がなかったと思うか」という記者の質問に、水資源公社のイ・ハング水資源部門理事は「一部影響が全くなかったとは言い難い。我々は(気象)専門機関ではないので…」と答えた。

 この日の記者会見に先立って水資源公社側が配布した資料には、「気象庁では8月7日から8日まで多くの場所で(降水量が)300ミリメートル以上と予測した。実際の降雨量は流域平均377.8ミリメートル、最大446ミリメートルを記録した」などの内容があった。気象庁の予報より雨が多く降り、ダムの水位管理がうまくできなかったということだ。

 気象庁はこの5時間後、「6日の予報で、8月7日から8日にかけて多くの場所で300ミリメートル以上の降水を予測した。8月7日に(全羅北道)鎮安郡で既に215ミリメートルの雨が降っていた状況で再び短期予報を出し、8日までに250ミリメートル以上の雨が降ると予測した」と、その日のうちに反論資料を出した。予報が間違っていなかったということを強調するかのように、「215ミリメートル+250ミリメートル=465ミリメートル」と付け加えた。水資源公社のダム水位管理の問題だと言いたかったのだろう。

 50日間にわたる異例の長梅雨に疲弊している国民は、突然始まった両国家機関の責任なすり合いにあきれている様子だ。こうしたニュースが伝えられた13日、インターネット・ポータルサイトのニュース欄には「被災地では雨水をかき出しているのに、何をケンカしているのか」などのコメントが寄せられた。

 専門家らは、今後も気候変動が深刻になればなるほど今回の梅雨のような極端な気象状況が頻繁に発生する、と予測している。ところが、洪水に備える肝心のダムを管理する水資源公社と、降水量を予報すべき気象庁は互いに責任転嫁ばかりしている。これは見苦しいだけでなく、国民の財産と生命を失わせる行為だ。梅雨の季節になるたびに、雨が降らないよう天に祈るしかない状況だ。

社会政策部=キム・ヒョイン記者

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