Windows7にするかWindows10にするかそれが問題だ

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今日のテーマは「WindowsのOS」です。

パソコンのOSの使用状況をNet Applicationsで確認すると、

今現在のデスクトップのOSの主流は、Windowsが9割、Macが1割ですね。

OSのシェア

最近は、リンゴのロゴが入っているノートパソコンを見かけることが多くなりましたが、デスクトップパソコンのシェアについては、一昔前とあまり変わらない比率のように思います。

そして、WindowsのOSの主流は、今現在、Windows7とWindows10ですが、今の時点でパソコンを購入(導入)する場合、どちらにするか、いまだに悩んでしまいます。

まず、前提全の知識として、マイクロソフト社の下記の案内が必要です。

Windows7のサポート期間

https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/windows10-portal/eos.aspx

まず、個人レベルでは、Windows10でいいと思っています。

購入時のデフォルトの設定だと、ユーザーにとっては役に立たないメニュー構成になっていますが、これを一工夫するだけで、Windows7よりもむしろ使いやすくなります。

あと、1年ちょっとでWindows7の延長サボートが終了することを考えると、今から慣れる意味でも、約1年後のOSの切り換えのことを考えても、Windows7ではなく、Windows10にした方が、むしろいいかもしれません。

問題は、企業レベルの場合です。

個人レベルと同じ考えで、最近パソコンの導入の依頼を受けると、Windows10にするようになりました。

ところが、私自身のパソコンを含め、いたるところで、Windows10でのトラブルに巻き込まれてしまっています。

昨日も、いつも持ち歩いているレッツノートでサーバーにアクセスして、お客様のメールアドレスの追加作業をしようとしたら、パソコンが固まってしまって動かない状態が続きました。

通常なら数分で終わる作業が、30分近くたってもダメなので、やむなく、現場での作業を諦めました。

レッツノートのOSは、サポートをする際のWindows10の質問に対応できるように、この夏にWindows10にしています。

Windows7だったら、こんなことはないのに・・・・・。

こんな思いが、ここのところ毎回浮かびます。

こんな不便な状況が続くのであれば、いっそ、Windows7に戻して、延長サポートが切れるまでの約1年を快適に使えるようにした方が得策ではないか、というのが今の率直な感想です。

同じく、ある得意先の事務所に約1カ月前に納品した4台目のデスクトップパソコンについても同じようなを納品しました。

今までの3台のデスクトップパソコンのOSはWindows7で、途中の強制的なWindows10へのアップデートもしませんでした。

この判断は大正解で、この3台は、大きなトラブルや不便さもなく、快調に使えています。

ところが、4台目のパソコンは、使用者が20代前半で自宅のパソコンもWindows10ということだったので、Windows7ではなく、Windows10にしました。

約1カ月たって、これは失敗だったと思っています。

経理で共用してしようするソフトが、Windows10のパソコンだけ使えなくなってしまったのです。

すでに何度か訪問して復旧を試みていますが、今までの解決策が全てうまくいきません。

もっと時間をかければ、解決するかもしれませんが、簡単に解決する方法は二つあります。

それは、

  1. Windows10からWindows7にしてしまう
  2. 経理で共用しているソフトをバージョンアップする(購入する)

です。

経理で共用しているソフトは、古いソフトで、バージョンアップは、遅かれ早かれ必要なのですが、そのタイミングは、Windows7の延長サポートの切れる2020年1月と合わせておこなうスケジュールをたてていました。

実は、その前に、元号の変更と消費税率の変更が予定されていますが、これについては、今の古いソフトで工夫すれば対応可能なんです。

ところが、OSが違うことで起きてしまう今回のような不具合の解決は、ソフトのバージョンアップをするのが一番簡単・確実な解決策なんです。

しかし、今、ソフトのバージョンアップをすると費用の点で予定が狂ってしまいます。

元号の変更と消費税率の変更があれば、ソフトは、その段階でまたバージョンアップすることになります。

つまり、2020年1月の延長サポートの終了にあわせて、今のWindows7をWindows10に切り換えたときに、ソフトを最新バージョンで使いたいと思うならば、少なくてもあと1回バージョンアップをしないといけないことになります。

費用が1回分でなく2回分余分にかかってしまうわけです。

そこで、もう一つの選択肢であるWindows10をWindows7にしてしまうという方法はどうか?です。

実は、これが一番てっとり早くで確実な方法です。

しかし、てっとり早い、とはいっても、今のWindows10のパソコンをWindows7にする作業としては、

  1. データのバックアップをとる(データ自体と各種設定情報)
  2. パソコンをWindows7にリカバリする
  3. Windowsアップデートをする
  4. 使用するソフトをインストールする
  5. バックアップしたデータを復元する
  6. ネットワークの設定をしなおす(プリンターやNASなど)

今のWindows10の環境をそっくりWindows7に移行するのには、場合によって数日かかります。

その数日の労力-VS-今後約1年間に起こるであろうWindows10にまつわるトラブル

これを天秤にかけると、Windows7に移行したい、というのが本音です。

ただ、ここで、とても重要な問題がおきます。

Windows10からWindows7に移行する費用は、誰が負担するのか?です。

大手のパソコン関係者は、こんなことでは悩まないのだと思います。

費用は、「パソコンの利用者が負担する」ということでしょう。

あるいは、中小のパソコンのメンテナンス業者でしょう。

つまり、Windows10が原因のトラブルの尻拭いをするのは、パソコンのユーザーなんです。

最後は、またグチになってしまいますが、本当にやりきれない、割り切れないのが、今の状況です。

こういうわけで、今回の表題のようなタイトルになったわけです。

「Windows7にするかWindows10にするかそれが問題だ」

はやく、安定して使い勝手のよいOSを使いたいと思います。

それだけなんですが・・・・。

 

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