コロナ感染リスクで「タワマン人気」が一気に崩落の可能性

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感染症リスクが顕在化したタワーマンション

新型コロナウイルスの感染リスクは、3密(密閉、密集、密接)の環境で高まる。

では、一つの建物に多くの人が住むタワーマンション(タワマン)はどうだろうか? 不動産事業プロデューサーで、『不動産で知る日本のこれから』など多くの不動産関連の著書がある牧野知弘氏はこう語る。

「たとえばタワーマンションでは、総戸数1000戸を超え、数千人の居住者が暮らしているケースもあります。自宅待機が叫ばれる現在でも、エントランスを出入りする人は多いですし、朝の通勤時間帯には、エレベーターが一時的に密な状態になることもあります。感染する可能性は高い場所といえるでしょう」(牧野氏)

感染者が1人でも出れば、建物内での集団感染につながる可能性は高い。実際に、2003年にSARS(重症性呼吸器症候群)が流行した際には、香港のマンションで大規模な集団感染が報告されている。

2019年の台風19号では、タワマンの災害リスクが露呈したが、今回の新型コ
ロナ騒動で感染症リスクもあることが顕在化した。

もともと指摘されている維持管理コストの高さも、見えにくいが大きなリスクの一つといえる。数あるリスクに見合うだけの価値がタワマンにあるのかどうか。

新型コロナのパンデミックによって、今や社会は強制的なテレワーク化を強いられ始めた。これが浸透すれば、そもそも都心に住む必要性が薄れ、こうした面からも都心のタワマンの存在価値は揺らぐ。タワマンの居住者、そしてタワマンの購入を考えている人にとっては、非常に頭を悩ませる事態が発生していると言えるだろう。

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